富士急トラベルは16日、富士急行線でデビューする特急「富士山ビュー特急」の先行乗車体験ツアーを実施する。募集人員25名だったが、すでに満席となるほどの人気に。「富士山ビュー特急」は4月23日から営業運転を開始する。

「富士山ビュー特急」外観・車内イメージ

「富士山ビュー特急」は元JR東海371系を改造し、富士急行「富士登山電車」などを手がけた水戸岡鋭治氏がデザインを担当。特別車両(1号車)と自由席車両(2・3号車)の3両編成で、大月~河口湖間を平日2往復、土休日3往復運行する。

26席のみの1号車は、ゆったりとしたホテルのような空間でくつろげる全席指定席車両。土休日3往復のうち2往復では、富士山を眺めながら特製スイーツが楽しめる「スイーツプラン」専用車両となる。2・3号車では車内販売が行われ、お土産品やオリジナルグッズなどを購入できる。

今回企画された先行乗車体験ツアーは、河口湖~都留市間で往復運転される「富士山ビュー特急」に乗車し、「スイーツプラン」をひと足先に体験できるほか、発着地となる大月駅から河口湖駅までの行程で「富士登山電車」(往路)と「フジサン特急」(復路)にも乗車。河口湖駅では富士山麓電気鉄道「モ1形電車」に特別入場できる。昼食は山梨名物のほうとうを味わえる。