ファーストリテイリングは4月4日、2016年3月度の国内ユニクロ売上高(速報)を発表した。それによると、3月の既存店売上高は前年同月比0.3%減となり、3カ月ぶりに前年を下回った。
中旬以降に気温低下し苦戦
3月は上旬に気温が高い日が続き、ジョガーパンツやガウチョなどのボトムス、ニット、カットソーといった春物の立ち上がりは順調だったが、中旬以降は気温が低下し苦戦した。同社は「10日過ぎて急に寒くなったため、お客様の方でも春物を買われるタイミングを逸したようだ」と話している。
直営店の売上高は同0.6%増、直営店とダイレクト販売の合計売上高は同2.5%増と、共に3カ月連続のプラスとなった。
客数は、既存店が同8.6%減、直営店が同7.7%減、直営店とダイレクト販売の合計が同6.4%減と、いずれも2カ月連続のマイナスとなった。
客単価は、既存店が同9.1%増、直営店が同9.0%増、直営店とダイレクト販売の合計が同9.5%増と、いずれも30カ月連続のプラスとなった。