NECプラットフォームズは4日、同社無線LANルータ「Aterm」シリーズ初の中継専用モデル「Aterm W1200EX」および「PA-W1200EX-MS」を発表した。発売は6月中旬頃。価格はオープンで、店頭予想価格は税別7,000円前後から。

Aterm W1200EX

PA-W1200EX-MS

「Aterm W1200EX」はAtermシリーズで初めての中継専用モデル。壁や床などの障害物で弱くなった親機の電波を中継する製品で、従来Atermの無線LANルータ搭載機能として中継機能を備えるものはあったが、専用機は初となる。

IEEE802.11ac・2ストリームに対応したコンセント直挿し型。Atermシリーズに加え、簡易無線LAN接続システム「WPS」に対応した他社製ルータとも接続できる。本体には電波強度を色で確認できるランプを搭載。また、対応機器の通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」に対応するほか、4日発表のハイエンド無線LANルータ「Aterm WG2200HP」と同じく、接続端末の情報を一覧表示できる「見えて安心ネット」機能も搭載する。

セキュリティ機能は、マルチSSID、MACアドレスフィルタ、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポート×1基。本体サイズはW64×D36.9×H95mm(突起部除く)、重量は約0.2kg。

「Aterm W1200EX-MS」は、Aterm W1200EXに人感センサーを搭載したモデル。人を検知して照明ランプを点灯させ、メールなどで通知する。価格はオープンで、店頭予想価格は8,000円前後。