2日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『あさが来た』(毎週月~土曜8:00~8:15)でヒロイン・あさを演じている女優の波瑠が1日、情報番組『あさイチ』(毎週月~金曜8:15~)に出演。撮影エピソードや共演者との思い出などを語った。
波瑠は、東京を訪れていたあさが、親友・大久保利通が暗殺され号泣する五代友厚(ディーン・フジオカ)に抱きつかれたシーンについて、「すごくひっかかったシーンの一つだった」と告白。「だんなさまも娘もいて、東京に来て、五代様をまったく男としては意識していないというのがどうしたら表現できるんだろう」と悩み、「抱きつかれてそのまま受け入れてもその気があるように見えるし、抵抗してもその気があるように見えるし、どうしたらいいんだと思って」といろいろ考えたという。
そして、「結果的には、あのシーンはそのまま台本通りにやって、あとにシーンを足してもらいました」と言い、大阪に戻ってから「千代にも見せたかったなぁ」と夫・新次郎と娘・千代に東京での話をするシーンを加えてもらったことを告白。「東京にいる間もずっとだんなさまと千代のことを考えていたよっていうのがわかるシーンを作ってもらいました」と話した。
五代役のディーン・フジオカもVTR出演し、「あささんとのからみが濃いものがたくさんあった」とコメント。大久保が亡くなった直後のこのシーンについて、「いろんな思い入れとか想像力を動員させて一転集中させた感じだった」と話し、「恥ずかしながらあささんの胸で…胸じゃないか、肩か(笑)。肩で泣かしてもらいましたね。ひっぺがされそうになったので、思いっきりつかんでいました」と振り返った。