米Intelは31日(現地時間)、NVMe対応データセンタ向けSSDの新製品を発表した。ミッションクリティカルなエンタープライズ領域やスケールアップ型の拡張に向けた「Intel SSD DC D3700/D3600」に加え、データ集積や読み取り中心処理に向けた「Intel SSD DC P3520/P3320」をそろえる。
このうち、「Intel SSD DC D3700/D3600」は、Intelとして初めてデュアルポートをサポートした製品で、SASストレージのボトルネックを解消するとしている。SASストレージを採用したシステムとの比較では、応答速度とIOPSで最大6倍の性能向上を実現するという。
転送速度は、シーケンシャルリードが最大2,100MB/s、シーケンシャルライトが最大1,500MB/s、4Kランダムリードが最大470K IOPS、4Kランダムライトが最大95K IOPS、リード:ライト=70:30の4Kランダム性能は最大213K IOPS。
フォームファクタは2.5インチのみで、容量のラインナップは、D3700が800GBと1.6TB、D3600が1TBと2TB。
一方の「Intel SSD DC P3520/P3320」は、Intel初となる3D NAND採用SSD。既存のデータセンタ向けSSDから、Business Analyticsでは最大3.45倍の処理速度向上を、SATA SSDとくらべて、シーケンシャルリードでは最大3.2倍の転送速度向上を実現するという。
転送速度は、シーケンシャルリードが最大1,600MB/s、シーケンシャルライトが最大1,400MB/s、4Kランダムリードが最大365K IOPS、4Kランダムライトが最大22K IOPS、リード:ライト=70:30の4Kランダム性能は最大65K IOPS。
フォームファクタは2.5インチとハーフハイトのPCI Express拡張カード型を用意、容量ラインナップは、450GB(2.5インチのみ)、1.2TB、2TB。