大阪府と高石市、南海電気鉄道の3者は、南海本線・高師浜線連続立体交差事業の進捗にともない、5月14日始発から下り線(関西空港・和歌山市方面行)を高架に切り替えると発表した。

羽衣駅の新下りホーム

下り線が高架に切り替わる高石駅

この事業は、南海本線羽衣駅周辺から高石駅周辺にかけての約3.1kmと 高師浜線羽衣~伽羅橋間の約1.0kmを高架化するもので、大阪府の都市計画事業として1997年に着手。2009年に仮上り線切替え、2011年に仮下り線切替えを行った。事業が完了すれば、踏切13カ所が廃止されることとなる。

今回、南海本線羽衣駅周辺から高石駅周辺までの間約3.1kmのうち、下り線側を高架に切り替える。これにより、高石市内の踏切13カ所で踏切の遮断時間が減少し、周辺道路の交通渋滞緩和の効果が期待できるとのこと。羽衣駅・高石駅の下り線も高架化され、両駅ともエレベーターやエスカレーター、多機能トイレを備えたバリアフリー対応となる。今後は引き続き、上り線(難波方面行)と高師浜線の高架化工事を進める。