名古屋鉄道はこのほど、車両16両の新造や駅改良工事をはじめとする2016年度の設備投資計画をまとめた。
新造車両16両の内訳は、一部特別車特急車両2200系1編成(6両)、通勤型車両3300系2編成(8両)・3150系1編成(2両)。2015年度から実施している一部特別車特急車両1200系のリニューアルも引き続き進め、新年度は3編成18両について、トイレの洋式化・座席の更新などの内装刷新と外観デザインの変更を行う。
瀬戸線東大手駅ではバリアフリー化に取り組み、エレベーターや車椅子用階段昇降機の設置、ホームかさ上げを実施する予定。名古屋本線堀田駅のホーム改良工事、名古屋本線東枇杷島駅の駅舎改修工事なども計画されている。車両新造や駅改良工事などのサービス改善工事への投資額は43億円あまりを見込む。
安全対策にも66億円以上を投資。ホーム転落事故などの発生時に列車の乗務員に異常を知らせる「危急知らせ灯」の設置、PC枕木への入れ替え工事やロングレール化工事、電力設備更新などを行う。