資生堂はこのほど、「男性の頭皮マッサージに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は2015年12月に、全国の20~40代の男性1万人を対象にインターネットで実施したもの。
頭皮に関して最も気になることを尋ねたところ、最も多い回答は「抜け毛(30.4%)」だった。そのうち過去に手や器具で頭皮マッサージを行ったことがあると回答した人は55.3%で、半数以上が抜け毛対策として頭皮マッサージを取り入れた経験があることがわかった。
しかし、現在も頭皮マッサージをしている人は36.7%と少なくなっており、頭皮マッサージを始めても習慣化できるのは一部の人のみであるということが明らかとなった。
次に、頭皮マッサージを毎日実施している人と実施していない人に「仕事をする上での取り組みや気をつけていること」として当てはまるものについて尋ねた。
すると「ほぼ毎日頭皮マッサージをしている」と回答した人は、していない人に比べて「メールや電話はできる限りすぐ返事をする」「すきま時間を無駄にしないようにする」「判らないことを判らないままにしない」の回答が大きく上回った。頭皮マッサージを毎日実施する人は、仕事においてより時間を意識して動いていることがうかがえる。
「仕事に関する意識・行動」に関して、自身に当てはまるものを聞いたところ、「ほぼ毎日頭皮マッサージをしている」と回答した人は、頭皮マッサージをしていない人に比べて「仕事を通じて誰かの役に立つことが目標だ」「どんな状況に置かれても全力で仕事に取り組みたい」の回答率が高かった。向上心を持って仕事に取り組んでいることもうかがえる。
頭皮マッサージをしていない人に対して「頭皮マッサージ(手や器具で行うもの)は抜け毛に効果的であると思いますか」と尋ねると、79.5%が「そう思う」と回答した。
また、「頭皮マッサージを現在していないのはなぜですか」と聞くと、「面倒くさいから」が最も多く、次いで「何が効果的かわからないから」、「やり方がわからないから」という結果になっている。