相模鉄道は4月9日、相鉄線相模大塚駅構内にて「9000系リニューアル車両デビュー記念撮影会」を実施する。同車両は4月10日の営業運転開始を予定しており、これに先駆けてのお披露目となる。
9000系車両のリニューアルは、駅舎や車両、駅隣接の商業施設などのデザインを統一する「デザインブランドアッププロジェクト」の一環で行われる。2017年の相鉄グループ創立100周年と、その後に控える都心への相互直通運転を機に、認知度や高感度を高めるねらいがあるという。リニューアル車両は横浜の海をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」に塗装変更。前面下のスカート形状や前照灯の位置、車両番号の書体なども変更し、車外行先案内表示装置もカラー化された。
車内はグレーを基調とした内装に一新。クロスシートはスコットランド製の本革を採用した新たな形状に変更する。その他、車内案内表示装置の大型化、調光・調色可能なLED室内灯の採用、扉開閉予告灯の導入など、利便性や快適性を向上させるさまざまな工夫を取り入れた。車両デザイン全体のプロデュースはPRODUCT DESIGN CENTER代表の鈴木啓太氏、車両リニューアルの実施デザインは数々の鉄道車両のデザインを手がけたGKインダストリアルデザインがそれぞれ担当した。
4月9日の撮影会では、リニューアル車両と新塗装・旧塗装の3編成が並んだ姿を撮影できるほか、日本鉄道写真作家協会による相鉄車両・沿線の写真展示会、9000系リニューアル車両デビュー記念グッズ・相鉄グッズの販売が行われるとのこと。開催時間は10~15時。