スヴェンソンは、がん患者のための無料コミュニティマガジン『Massel(マッセル)』2016春夏号を発刊した。
同社では、医療用ウィッグの販売を行っている。多くのがん患者と接するうち、治療費・保険などお金に関すること、抗がん剤治療に伴う脱毛や肌のくすみなどの外見変化、同じ悩みを持つ患者がどのように生活しているのかなど、患者は「誰に聞けばいいのかわからない不安」を抱えていることがわかったという。
そこで、患者の不安を解消したいという思いから、同社ではがん患者への情報提供を目的としたコミュニティマガジンを2013年に立ち上げた。取材から製作までの全作業を社員が担当。完成した冊子は、全国の医療機関や一部公共図書館、同社の医療用ウィッグを展開する全国38店舗に設置し、無償配布している。
2016春夏号の内容は「治療中~後のカバーメイク特集! プロが教えるメイクの基本と2016年春夏トレンド」「みんな何してる? 休日の過ごし方大調査! 」「がん専任栄養士が教える 旬を感じる治療中のレシピ」「周りに言えない悩みを相談『泣き虫カフェ』」など。
そのほか、乳がんとの闘病を明らかにしたタレント生稲晃子さんと精神腫瘍科の大西秀樹先生対談『自分の心と上手に向き合う方法』も掲載している。