配偶者や子供との時間を持ったり、家族のために食事を作ったりする義務のないシングルは、家計の中でも食費や娯楽教養費、交際費がかかりがち。仕事で疲れる、同僚や友人から誘いを受けるなどで、ついつい外食に頼り、飲みに行くという人も多いのではないでしょうか。食費や交際費として毎月の予算を大まかに決めてはいても、使ったお金を月末にまとめてみると、予算オーバーすることもありそうです。

1日に使う生活コスト、いくらが使いすぎになるの…?

総務省の家計調査(2015年)によると34歳以下の働くシングル・一人暮らしの人が経常的に得ている平均月収は30万878円。対してひと月の実支出は22万181円で、収入の73%となっています。同じ34歳以下でもカップル世帯では経常月収に対する実支出は75%。わずかながらもシングル・一人暮らしの方が生活コストが少なくて済んでいる様子です。

食費に収入の15%のコスト

しかし食費を見ると、シングルは収入に対して15%、外食に絞ると8%のコストをかけています。一方のカップルでは、食費全体で収入の13%、外食に絞ると4%でシングルの半分しかコストをかけていません。教養娯楽費も同様。カップルでは収入の5%に対して、シングルでは7%と上回っています。

このように、シングルにとって食費・外食費、娯楽教養費、交際費などのコストは気を付けないとすぐに膨らみがち。使い過ぎを防ぐためには、月単位ではなく1日単位でコスト管理をするのがおススメです。

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