子を望んでいるのに、自然妊娠ができないという可能性は誰にでも起こり得ること。医療が進んだ現代では、次の手段として「不妊治療」へと進むカップルも少なくない。
では、世の独身男性は将来そうなった場合に、不妊治療を受け入れる意思があるのだろうか。その理由とともに、マイナビニュースの男性会員に尋ねた。
Q.将来、子どもを授かりづらかったら不妊治療を受けたいと思いますか?
はい 77.6%
いいえ 22.4%
Q.その理由を教えてください。
■「はい」と答えた人
・「子どもがほしいから」(34歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「自分の分身がこの世にいることは神秘的だし、あってほしいから」(31歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「自分の子孫を残したいので」(31歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「授かる努力はしたい」(33歳男性/医療・福祉/専門職)
・「少しでも可能性にかけたいから」(41歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「医者にアドバイスをもらうのが近道だろうから」(33歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「妊娠する可能性を高めるためであれば利用しても良い手段だと思う。研究が進んでいるので可能性を高められることも十分あるだろうし、やってみる価値がある」(38歳男性/金融・証券/営業職)
・「年齢が年齢だから」(31歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
■「いいえ」と答えた人
・「そこまでしたくないから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「無理はしたくない」(32歳男性/商社・卸/ 営業職)
・「自然に任せたいから」(50歳以上男性/その他/事務系専門職)
・「高いから」(29歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「終わりがないから」(28歳男性/金融・証券/営業職)
■総評
将来、子どもを授かりにくかった場合に不妊治療を「受ける」と答えた人は77.6%。独身男性の大多数にその意思があることがわかった。
その理由では、「子どもがほしいから」「自分の分身がこの世にいることは神秘的」「自分の子孫を残したい」など、わが子を持ちたいという純粋な希望がほとんど。そのためには、「授かる努力はしたい」「少しでも可能性にかけたい」と、できる手段は尽くしたいという思いがあるようだ。
さらに、「医者にアドバイスをもらうのが近道」「研究が進んでいるので可能性を高められることも十分あるだろうし、やってみる価値がある」といったコメントもあり、不妊治療をポジティブに捉えている声も多い。また、「年齢が年齢だから」といった現実的な意見も見られた。
一方で「いいえ」と答えた人からは、"自然妊娠へのこだわり"がうかがえた。不妊治療の意思がない独身男性は、「そこまでしたくない」「無理はしたくない」「自然に任せたい」など、自然に授からなければ子どもを諦めても仕方がないと考えているようだ。そのほかコメントには、「高いから」「終わりがない」など、さまざまなリスクを懸念する声も挙がった。
「子は授かりもの」とは言うものの、心から望んでいる人にとって不妊は切実な問題だ。治療を受けるか受けないかは、おのおののカップル間での自由な選択だが、よく話し合い、結果にかかわらず後悔のないような決断をしてほしい。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2015年11月12日~12月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性193名
調査方法: インターネットログイン式アンケート