4月22日公開の映画『レヴェナント:蘇りし者』のジャパンプレミアが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日中のレオナルド・ディカプリオが登場した。
先月発表された第88回アカデミー賞で12部門にノミネートされ、主演男優賞・監督賞・撮影賞の3部門に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作となる本作。主演のレオナルド・ディカプリオが目の前で息子を殺されて復しゅう心を胸に宿す主人公を熱演し、俳優として5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した記念すべき作品だ。
そんな本作のジャパンプレミアに、来日中のレオナルド・ディカプリオが登場。イベントの4時間前には報道陣向けの会見を行ったが、疲れた顔を微塵も感じさせずに「東京の皆さん、また戻って来れてうれしいです!『レヴェナント:蘇りし者』では物すごい体験をしましたが、この映画に関われて本当にうれしかった。日本の皆さん、本当にありがとうございます」と肌寒いイベント会場にも関わらず一目見ようと待っていた観客に感謝の言葉。アカデミー賞の話題にも触れて「私も監督もシネマトグラファー(カメラマン)も全員うれしく思っています。この作品は今までと違う画期的な作品で、ロケ地も過酷な場所で撮影しました。CGも全く使っていませんし、本当に一生懸命作りました。皆さんがこの映画を見てくれたら画期的なものだと体感できると思います。オスカーを受賞して本当にうれしく思っています」と受賞を喜んでいた。
イベント最後には日本でのイベント開催ということで、日本伝統の鏡開きで本作のヒット祈願とディカプリオのアカデミー賞受賞を祝うコーナーも実施。小槌で四斗樽をチョンと軽く叩いたディカプリオは「あまり強く打ったらお酒が飛び出して来そうだったのでちょっと怖かったんですよ(笑)」と苦笑いを浮かべるなど、初めての鏡開きはちょっぴり戸惑った様子だった。映画『レヴェナント 蘇りし者』は、4月22日より全国公開。