カードの種類によって補償内容や補償金額は異なるものの、クレジットカードには「海外旅行傷害保険」と呼ばれる、頻繁に海外旅行に行く人にはありがたいサービスが付帯されているものがあります。
カードに保険が付いているなら、「海外旅行保険に加入しなくてもいいじゃん! 」と考えてしまいそうですね。しかし場合によってはそれだけでは不十分で、お財布にダメージが直撃してしまうこともあるのです。カード付帯保険の特徴と普通の保険との違いを確認し、旅先での万が一にきちんと備えましょう。
「自動付帯」と「利用付帯」の違いに注意!
クレジットカードに付いている海外旅行傷害保険の保障内容は、普通の海外旅行保険と似ています。一般的には、「障害死亡・後遺障害」「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」そして「救援者費用」です。「保険料を払わなくてもこれだけの保障があるのなら十分」と思う人は要注意。カードの保険には付帯タイプというのがあって、「自動付帯」と「利用付帯」の2種があります。
自動付帯というのは、カードを所有しているだけで保険が自動的に付いているもの。カード利用の有無は問われません。一方の利用付帯は、そのカードを利用することで保険の効力が発生します。例えば、海外旅行に行くための旅費を事前にそのカードで支払っていれば、そのカードの保険機能が発生し、旅行中に損害などのハプニングがあると補償されるというものです。
つまり、自動付帯の保険ならそのカードを旅行に持って出るだけでOKですが、利用付帯タイプなら、ただ旅行に持って行くだけでは保険に入っていないのと同じということなのです。自動付帯・利用付帯のどちらのタイプかは所有しているカードによるので、事前にきちんと確認をしておかなければなりません。