AKB48グループ総合プロデューサーとして知られる秋元康氏が企画監修を務める、テレビ朝日の若手ディレクター育成番組『EXD44』(毎週月曜24:15~24:45 ※一部地域を除く)が、4月11日にスタートする。

秋元康氏(下段中央)とテレビ朝日若手ディレクターたち

この番組は、テレ朝の若手ディレクター11人が、毎週出されるお題に沿った映像コンテンツを、制作時間・予算も全く同じという条件の中で制作。完成した映像は、視聴者投票を受けることになっており、ディレクター陣たちの向上心と競争心をあおっていく。

番組タイトルは、テレ朝のコールサイン「JOEX」とディレクターの「D」を組み合わせて"EXD"に。これに、当初はAKB48になぞらえて『EXD48』にする予定だったが、初回収録に20~30代前半のディレクターが集まる中、10年前にドラマの演出家として中途入社したものの、昨年バラエティ畑に飛ばされ右往左往しているという44歳の高橋伸之ディレクターに秋元氏が着目し、「44歳、人生を賭けてるのがいい!」ということで、『EXD44』に変更された。

この初回収録で、秋元氏は「スター・ディレクターには"思い込み"が必要だが、EXD44は聞き分けが良すぎる。あとは君たちの頑張り次第」とハッパをかけながら、「君たちは確実にメジャーになる! もう少ししたら、握手会もするから」と、冗談なのか本気なのか分からない言葉でエールを送った。

秋元氏は「テレビ朝日の番組はいつも『面白いことをやっているな』と思いながら見ています。しかも、今回のようなバカバカしい番組まで実現するなんてスゴイ(笑)」と局の姿勢を絶賛。収録を終え、手応えは「(視聴率トップの)日テレの牙城を崩すにはまだまだかな」というが、「AKBグループのミュージックビデオだろうが、コマーシャルだろうが、映画だろうが、彼らがやりたいと思うことをやってほしい!」と構想を語っている。

今回、"EXD44"に選抜されたディレクターは、芦田太郎(30歳)、近藤正紀(29歳)、川添浩平(30歳)、近藤大輔(32歳)、山田俊介(31歳)、舟橋政宏(31歳)、矢崎浩司(31歳)、石田瑞恵(34歳)、ルベル瑠佳(26歳)、寒川拓郎(24歳)、高橋伸之(44歳)の11人。レギュラー出演者として、バカリズムとYOUが見守る。

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