ライカカメラジャパンは3月17日、ミラーレスカメラ「ライカSL」などに対応する望遠ズームレンズ「ライカ アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm」を発表した。発売は4月だが、価格は未定となっている。
焦点距離90mmから280mmまでをカバーする望遠ズームレンズ。ライカSL(Typ 601)やライカT(Typ 701)に対応する。光学式手ブレ補正機能を内蔵し、最大でシャッタースピード3.5段分の手ブレ補正効果が得られる。
レンズ構成は17群23枚(6群可動レンズ)で、うち7枚は色収差を抑える異常部分分散ガラスを使用。2枚のフォーカスレンズの移動は、新開発の駆動設計を採用したステッピングモーターで行う。デュアルフォーカス機能にも対応している。
本体にブラックアルマイト仕上げを施し、ほこりや水滴が入りにくい設計となっている。フレアなどを抑えるレンズフードと三脚座が付属。三脚座は90度ごとにロックできる。
最小絞りがF2.2、絞り設定方式が電子制御式(1/2段)。最短撮影距離はワイド端が0.6m、テレ端が1.4m。最小撮影範囲はライカSLワイド端で約114×171mm、テレ端で約120×180mm。最大撮影倍率はワイド端で1:4.8、テレ端で1:5。
フィルターマウントはE82で、本体サイズは最大径が88mm(クイックシュー装着時128mm)。長さが238mm(レンズフード装着時310mm)、重量は1,850g(クイックシュー装着時1,950g)。