みずほ銀行は3月16日、みずほキャピタルが運営するプライベートエクイティファンド「みずほFinTechファンド」への出資を決定し、同日、出資契約を締結した。

みずほフィンテックファンド出資図

出資先と共同で新たな金融商品の開発に取り組む

「みずほFinTechファンド」は、優れた金融関連テクノロジーを有するベンチャー企業への投資を目的として組成された投資ファンド。FinTech(フィンテック)とは、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、主にITを活用した革新的な金融サービスとして注目を集めている。

このたびの出資契約により、みずほ銀行はFinTechの事業領域に強みを持つベンチャー企業等の資金調達ニーズにキャピタル投資にて対応する。また、投資先企業の金融関連テクノロジーと、同行の顧客基盤や金融知見等を生かし、共同で新たな金融商品・サービス等の開発に取り組む。

「FinTechファンド」については、SBIホールディングスの子会社で投資事業を手掛けるSBIインベストメントが、2015年12月にフィンテック分野の有望ベンチャーに投資する「FinTechファンド」を設立。また、楽天は2015年11月に、1億ドルのFinTechを対象としたベンチャーキャピタルファンド「Rakuten FinTech Fund」の運用を開始している。