日本旅行は、道南いさりび鉄道の地域情報発信列車「ながまれ号」を使用する観光列車「ながまれ海峡号」を18日15時から販売開始する。
「ながまれ号」は、北海道新幹線開業と同時に江差線木古内~五稜郭間をJR北海道から引き継ぐ道南いさりび鉄道が、キハ40形2両を観光列車として使用できるように改装した車両。通常は定期列車として運行するが、観光列車として運行する際はテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様となる。
今回発売される「ながまれ海峡号」は、津軽海峡を望む美しい車窓や地元の食材を生かした料理、沿線の人々によるおもてなしを楽しんでもらう観光列車として企画された。旅行会社が企画から商品づくり、サービス提供を行う国内初の形態で運行されるという。
函館駅16時0分発・木古内駅17時40分頃着、木古内駅18時30分頃発・函館駅20時1分頃着の1往復が設定され、往路では函館の洋菓子店「プティ・メルヴィーユ」の海鮮丼に見立てた「スイーツ丼」と自家焙煎のコーヒーを提供。復路ではイタリアンの巨匠・奥田政行シェフによるイタリアンテイストの新感覚料理が供される。
復路途中の茂辺地駅では、駅構内で地元農協・漁協の協力によるバーベキューが行われ、焼きたてを車内に持ち込んで味わえるという。車内では木古内産の米を使った日本酒「みそぎの舞」をはじめ、はこだてワイン、北海道限定ビールなどの酒類、ソフトドリンク、土産物の販売などを行う。
4人掛けのボックス席と5人掛けのロングシートがあり、ボックス席は2~4名で、ロングシートは1名から申込み可能。1人あたりの料金(大人・こども同額)は、ボックス席8,300~9,800円、ロングシート8,300円(山側)または8,800円(海側)。運転日は5月28日、6月11・25日、7月23日、8月6・20日。9月以降の運転日は6月中旬に発表される予定。1列車あたりの募集人数は最大50名。全国の日本旅行と日旅北海道・日旅東北・日旅サービス・日旅OMCトラベルの各支店およびインターネットで販売する。