経営コンサルタントの"ショーンK"ことショーン・マクアードル川上氏(47)の経歴詐称が明らかになったことを受け、小倉智昭キャスターが17日、フジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金8:00~9:50)の冒頭で謝罪した。
小倉キャスターは「番組の冒頭をお借りして、みなさまにお伝えしたいことがあります」と切り出し、サブMCの梅津弥英子アナウンサーが騒動の経緯に触れながら「ご本人から今後の番組への出演を辞退したいという申し出があり、その申し出を受けることにいたしました」と報告。小倉キャスターの「こうした事態になってしまいました。番組としてはお詫びをさせていただきたいと思います」に続いて、サブMCの菊川怜を含む3人で頭を下げた。
川上氏は2010年から同番組のコメンテーターを務めていた。小倉キャスターは「ショーンさんは5年以上、『とくダネ!』にコメンテーターとして出演してもらいました」と振り返り、「私個人としては、ショーンさんは大変英語も堪能な方ですし、日々の国際情勢に関してもいち早く番組に意見を反映させてくれて、さまざまな分野において的確なことを伝えてくださったと思う」と番組に貢献した存在だったことを説明。「いまだに信じられない思いでいっぱいなんですが」と心境を吐露し、「本当に残念でなりません」と結んだ。
16日発売の週刊誌『週刊文春』で、川上氏の経歴詐称を追及する記事「フジテレビ"新ニュースの顔"の正体 ショーンKの嘘」が掲載され、川上氏は公表していた経歴に誤りがあったことを認め、出演番組の自粛を発表。自身の公式サイトを通じて謝罪する一方、「コンサルタント業務を行っていないかのような記載は誤りです」などと釈明もしている。