食の宝庫・北海道は、食事がおいしいと評判の宿が多い。道内各地の食材が集まる札幌では、さまざまなホテルが朝食のグレードを競い合い、地元の市民が早起きして"とっておきの朝イチグルメ"を目当てに、朝食会場のレストランを訪れることも。そこで札幌駅周辺のシティホテルから、北海道の食材をたっぷり味わえる朝食ビュッフェ3件を紹介しよう。今回はその1件目の「センチュリーロイヤルホテル」である。

11時までブランチ感覚で利用できる「センチュリーロイヤルホテル」の朝食ビュッフェ

和洋に加えて中華も食べ放題!

JR札幌駅西側の「センチュリーロイヤルホテル」は、北海道で唯一の回転展望レストランが目印。札幌駅とは駅直結の地下街「アピア」でつながっており、アクセスの良さも魅力だ。レストラン「ユーヨーテラス サッポロ」では、「Doナチュラルモーニングビュッフェ」をテーマに、北海道の食材を取り入れ、野菜と玄米を生かした身体に優しい朝食を提供。「楽天トラベル 朝ごはんフェスティバル2014」全国頂上決戦で審査員特別賞を受賞した。

この3月からは朝食の時間を1時間延長し、11時まで利用できるようになった。同時にデザートコーナーがグレードアップし、北海道産小麦やライ麦、米粉を使用した焼きたてパンも充実させている。また、従来の洋食と和食に加え、中華もメニューに加わった。北海道産チーズのコーナーや、スパークリングワイン(料金別途)も新たに登場し、旅先でゆったりとブランチを楽しめる。

こだわりの北海道産ナチュラルチーズも登場

エゾシカ肉など北海道各地の隠れた逸品も

北海道産の食材は有名な産地のものだけでなく、エゾシカ肉や海藻の一種・銀杏草といったレアものも。加湿器のミストに包まれたサラダコーナーには、"ありがとう農法"で知られる洞爺湖町・佐々木ファームの野菜も登場する。ドリンクも北海道北部・豊富町の「サロベツ牛乳」、余市産リンゴ100%のジュース「りんごのほっぺ」、摩周湖の天然水と通好みのラインナップだ。

ビュッフェならではの実演コーナーや、セルフで自分好みの一皿を作れるメニューも楽しい。オムレツのトッピングは数種類から選べ、目の前で焼き上げられた熱々を好みのソースで味わえる。実演のオリジナル玄米パンケーキや、札幌のご当地グルメ・スープカレーは、トッピングを自由に選べる。

色とりどりのデザートが並び、朝からスイーツざんまい

シャキシャキとした歯ざわりの長芋のソテーに、分厚くジューシーなベーコン、油を使わずふんわりと焼き上げたミニドーナツほか、さまざまな食感のフードがそろい、あれもこれもと欲張りたくなる。ウォーマーの蓋を開けた瞬間、湯気とともに立ち上るスパイスの香りにも食欲をそそられ、つい食べ過ぎてしまいそうだ。

●information
センチュリーロイヤルホテル 2F「ユーヨーテラス サッポロ」
住所: 北海道札幌市中央区北5西5
朝食時間: 6:30~11:00
定休日: なし
朝食ビュッフェの料金: 宿泊者 大人2,160円、小学生1,080円(宿泊者以外の利用は大人2,700円、小学生1,350円)

※記事中の価格や情報は2016年3月時点のもの。価格は税込。料理の内容や産地は、季節や天候により変更の場合あり