JR東日本・JR西日本はこのほど、北陸新幹線での客室内防犯カメラの常時録画を今月から順次開始すると発表した。
対象となるのはJR東日本E7系216両(18編成)とJR西日本W7系132両(11編成)。これらの車両はデッキ部(ドア付近・通路部)と客室内に防犯カメラを設置しており、デッキ部のカメラは従来から常時録画していたが、客室内カメラは車内SOSボタンが押されたときに録画を開始する方式だった。
今月以降、客室内カメラも常時録画する方式に変更。W7系は3月15日から、E7系も3月23日から、常時録画する車両の運用を順次開始するという。常時録画を開始した車両は、車内防犯カメラ設置車両であることを知らせるステッカーを車内に掲出。両社は利用者に向け、「録画した画像は厳正に取り扱います」と理解を求めている。
なお、JR東日本は4月中旬から、すでに客室内防犯カメラを設置しているE5系・E6系でも常時録画を開始する予定。さらにE2系・E3系の一部車両についても、おおむね3年ほどかけて客室内防犯カメラの増設工事に取り組むとしている。