野村不動産アーバンネットは3月15日、「定年退職後の夫婦の生活」意識調査の結果を発表した。

定年後のイメージ ~ネガティブな回答項目 TOP10~

暮らしを充実させるため、妻は「夫婦間の距離を保つ」

定年後のイメージを尋ねたところ、「自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう」と答えた割合は、夫48.5%、妻27.7%。「自分の夢や目標に思う存分チャレンジできそう」は、夫37.2%、妻18.6%となり、夫は妻よりポジティブに考えていることが判明。一方、妻は「漠然とした不安がありそう」が60.2%など、ネガティブなイメージが多かった。

夫婦の暮らしをより充実させるためにやっていることのトップ3は、1位「相手を束縛しない」、2位「お互い干渉しない」、3位「相手を尊重する・思いやる」で、相手を気遣う行動が上位に入った。夫婦別にみると、夫は「相手の話をよく聞く」「できるだけ一緒に行動する」など、「夫婦間の距離を近づける」項目が上位となったのに対し、妻は「相手にあまり多くを望まない」「適度な距離感を保つ」など、「夫婦間の距離を保つ(おく)」項目が上位を占めた。

定年退職前に「準備しておけばよかったと後悔する人が多いが、準備している人は少ない」項目は、「退職金の金額の確認」「新しい趣味を作る」など、定年後の時間を有意義に使うための選択肢を広げる項目が目立った。

調査期間は2015年10月30日~11月1日、有効回答は首都圏・関西圏在住のサラリーマン・元サラリーマン世帯の50~60代夫婦2,060人。