ゆうちょ銀行は3月14日、定額貯金などの金利引き下げを行った。同行の金利引き下げは、2月9日に続いて2回目となる。

定額貯金の金利を年0.010%に引き下げ

「ニュー福祉定期」の上乗せ金利も引き下げ

このたびの定額貯金と定期貯金の金利引き下げは、日本銀行によるマイナス金利政策導入以降、市場金利が低下していることを受けて実施されるもの。

「定額貯金」の金利は従来の年0.025%から年0.010%に引き下げる。「定期貯金」については、年0.025%、年0.030%としていたものをすべて年0.010%とする。

同様に、「ニュー福祉定期」の金利も年0.275%から年0.260%に引き下げる。「ニュー福祉定期」は、障害基礎年金、遺族基礎年金などを受け取っている人が預け入れできる期間1年の定期貯金で、一般的な定期貯金1年物の金利に年0.25%を上乗せした金利を適用していた。

定期貯金の1年物の金利は年0.025%であったため、0.25%を上乗せした0.275%が「ニュー福祉定期」の金利だった。しかし、定期貯金の1年物の金利が年0.010%に引き下げられたことで、年金利は0.260%となった。

また、4月4日からは、「ニュー福祉定期」の上乗せ金利も年0.025%から0.100%に引き下げる。これにより、4月4日以降の「ニュー福祉定期」の金利は0.11%(定期貯金の1年物の金利が現在と同じ0.010%と想定)となる。