日本ギガバイトは13日、オフラインイベント「GIGABYTE CUP4」を東京アニメ・声優専門学校にて開催した。過去3回行われた「GIGABYTE CUP」はいずれもLeague of Legendsの大会だったが、今回は趣向を変えて、ゲーミングPC向けの組み立て教室に加えて、プロゲーマーDustelBox氏とのゲーム対決という2部構成で実施した。
前半の組立教室は「キャンセルが何件かあった」ということで、スタッフとほぼマンツーマンに近い形で実施。ただ、初めてPC組み立てを行うという参加者が多く、スタッフにあれこれと聞きやすい環境なのは逆に好都合で、有意義な内容になっただろう。
今回組み立てたPCの構成。OSは今回インストールしない | |
CPU | Intel Pentium G4400 |
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M/B | GIGABYTE G1.Sniper B7(Intel B150) |
メモリ | CMK8GX4M2A2133C13(DDR4 PC4-17000 4GB×2) |
ストレージ | CDDS-F60GBLSB(Corsair 60GB SSD) |
グラフィックスカード | N950XTREME-2GD(NVIDIA GeForce GTX 950) |
電源 | CP-9020076-JP(Corsair 550W 80PLUS GOLD) |
ケース | CC-9011077-WW(Corsair 100R Silent) |
今回は事前のキャンセルにより、参加者が少なくなってしまっていたが、見学ではなく実際にPCを組むことができる体験教室は人気のイベントだ。PC自作に興味がある友人がいるならば、この手の教室の開催告知を見たら知らせてあげると喜ばれるだろう。
組立開始。G1.Sniper B7は、チップセットにIntel B150を搭載し、価格を抑えつつも、OP-AMP交換可能、M.2コネクタ、ニチコンオーディオコンデンサなどのコダワリ要素も入ったゲーミングモデルだ |
青いエプロンをつけているのはGIGABYTEのスタッフ。ちょっと難しい部分はこのようにサポートが入る |
プロゲーマーとBF4で対戦 - DustelBox氏はリボルバー縛り
後半のBattlefield4対決は、OPERATION LOCKERマップを使用したチームデスマッチで、DustelBox氏と参加者3人チームが対戦。プレイ時間5分24秒で100Kill先取が勝利条件というものだった。
机と機材の配置を転換してDustelBox氏にBF4で挑戦マッチ。1対3に加えて武器縛りのハンディキャップマッチとなった |
対戦機材は事前に用意されたものを使用していたが、想定外のトラブルはこの手のイベントではつきもので、電圧不足による動作不良で開始まで少々時間がかかった |
ただ、1対3でも余裕と判断したのか、DustelBox氏が「武器は(射程の短い).44 MAGNUMのみ使用する」と宣言。.44 MAGNUMはリボルバーの拳銃で6発撃った後のリロードに時間がかかるので複数を相手した場合、非常に不利になるといえる。
さらに実況・解説役のアナウンスによれば2015年夏に適用されたパッチによってヘッドショット(頭部に当てることで即死が狙える)可能な距離が短くなったため、試合で使われるケースが減ったという。
数的不利に加え、武器縛りのハンディキャップマッチとなったが、そこはやはりプロ。「コンソール版から最近移行した」あるいは「BF4は初めて」という参加者がいたこともあってか、DustelBox氏の圧勝となった。
また、最後の試合はDetonatioN CEOの梅崎 伸幸氏に加え、特別ゲストとしてゲーミングチーム「CarryMe」のsakekasuuuuu氏が参加。ちなみにDustelBox氏とsakekasuuuuu氏は、「GIGABYTE CUP4」の前日に開催されたJCG Premier Grand Finals 2016 決勝戦で所属チームが対戦している。
挑戦者の助っ人として入ったのがDetonatioN代表の梅崎氏(左)とCarryMeのsakekasuuuuu氏(下)。sakekasuuuu氏もリボルバー縛りと盛り上がる |
「最近FPSやってないよ」と言いつつもDustelBox氏から1キルを取った梅崎氏 |
CarryMeのsakekasuuuuu氏。ちなみに昨日JCG Premier Grand Finals 2016のBF4部門決勝戦は「CarryMe x BYCM」だった |
DustelBox氏に倒されたsakekasuuuu氏。武器は.44 MAGNUMと出ている |
このほか、DetonatioN BYCMメンバー3人によるエキシビションマッチも行われ、2対1の使用武器制限なしで、時間切れ引き分けと見どころの多い内容だった。
ユニフォームを着ていないが、BYCMメンバーとのエキシビションマッチ。武器縛りはなしという事で全員(弾幕ばら撒きタイプの)AK-47を装備 |
見ていて思うのは動く動く。また、インカムを使っていない割には意思疎通がうまくいっていた |
e-sportsの試合は配信されることが多いので、オンラインでの観戦が一般的だと思うが、今回のように選手がブースに入らないスタイルでは、特定の選手の後ろで手元の動作を見ることができる。どんなテクニックを駆使しているか目の当たりにすることができる機会はあまりない。次回このようなイベントがあれば、生で観戦されることをお勧めしたい。