アットホームはこのほど、「駅前」についての調査を実施し、結果を公表した。同調査は1月26日~27日、10年以上東京都内に住み続けている20~60代の620人(男性310人、女性310人)を対象に、インターネットリサーチにて実施された。
「好きな"駅前"の条件」(複数回答)を聞いたところ、1位は「駅前に大きなショッピング施設がある」(55.3%)、2位は「駅前にゴミがなくてきれい」(47.1%)、3位は「駅前に飲食店が多い」(43.1%)となった。ほかにも、「駅前に大きなスーパーがある」「駅前に良いカフェがある」「駅前に大きな商店街がある」など商業施設の充実や、「駅前に風俗店がない」「駅前が騒音でうるさくない」「駅前にパチンコ店がない」などマイナスポイントが少ないことも多くの票を集めていた。
実際に、都内の駅でどの"駅前"が好きか聞いたところ、1位は「吉祥寺」駅(86票)となり、2位「新宿」駅(37票)、3位「池袋」駅(31票)と続いた。
また、「周辺に住みたいと思えるような"駅前"の条件」をたずねたところ、1位は「駅前にスーパーがある」(55.8%)となり、2位は「駅前にゴミが少なくてきれい」(51.0%)、3位は「駅前に風俗店がない」(44.4%)となった。日常生活では、大きなショッピング施設よりもスーパーが重視されていることに加え、マイナスポイントの少なさがより重視されていることがわかる結果となった。
「周辺に住みたいと思えるような"駅前"」について具体的な駅名を聞くと、1位は「吉祥寺」駅(75票)で、後には2位「二子玉川」駅(18票)、3位「立川」駅(17票)と続いた。「好きな"駅前"」では大きなターミナル駅が上位だったが、同ランキングでは住宅エリアの多い駅が上がっている。
ほかにも、自宅の最寄り駅の"駅前"が「好き」という人は53.9%と約半数で、どのような点が好きなのかを聞いたところ、最も多かった回答は「駅前に人が密集しすぎていない」(37.1%)で、「駅前に大きなスーパーがある」(33.5%)、「駅前にコンビニが多い」(31.7%)と続いた。
ちなみに、ネクストが実施した調査では、「山手線で最も雰囲気が好きな駅」として恵比寿が1位となった。恵比寿は「周辺に住みたい"駅前"」としても4位にランクインしている。