Q.「立ち会い出産」にした理由はなんですか?

さまざまな出産スタイルの中から自分で選択することができる現代。その中でも「立ち会い出産」をする・しないは、出産を控えた多くの夫婦が一度は考える事柄ではないだろうか。マイナビニュース会員で子持ちの既婚者191人(男性: 126人、女性: 65人)を対象に「立ち会い出産」事情を聞いたところ、「した」と答えた人は46.1%、「しなかった」と答えた人は53.9%だった。その中で、「立会い出産」を決めた理由とは何だったのだろうか? それぞれの意見をまとめてみた。

Q.「立ち会い出産」をしましたか?

はい 46.1%
いいえ 53.9%

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Q.妻の意見 - 「立ち会い出産」にした理由はなんですか?

「立ち会い出産」を決断した妻の理由を見てみると、「いてくれるだけで安心できる」が31%、「"出産は命がけ"を理解してほしい」が25%、「誕生の喜び・感動を一緒に味わいたい」が22%、「立ち去れなかった」が9%、「選んだ病院の方針」が6%となった(それ以外は、その他)。

■いてくれるだけで安心できる
・「ひとりでは不安だったから」(36歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「心細かったから」(29歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「安心するから」(26歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■"出産は命がけ"を理解してほしい
・「出産の大変さを分からせるために絶対に立ち会った方がいいと周りに勧められて」(32歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)
・「自分ひとりが大変だと思われるのは嫌だったので」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「夫にも出産の大変さを実感してもらいたかった」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「出産の大変さと感動を見てほしかった」(29歳女性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)

■誕生の喜び・感動を一緒に味わいたい
・「子どもが生まれる瞬間を2人で見たかったから」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「感動を分かち合いたかったから」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「一緒に出産の喜びを感じたいから」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「一生にそう何回もない機会なので、命が生まれる瞬間を夫にも見てほしかった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■立ち去れなかった
・「立ち合いは希望していなかったが、LDRでの出産で、立ち去るタイミングを逃した。旦那さんはあれして! これして! と助産師さんに命令され、帰れる雰囲気ではなかった」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「和室で産んだので流れで」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■選んだ病院の方針
・「病院の方針」(23歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「そういう病院だったので、特に反対する理由もなく、自然にそうなった」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■その他
・「主人が希望したので」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「夫の休みと日程があったので」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)

総評

妻が「立ち会い出産」を希望した理由としては、「感動を分かち合いたい」や「出産の大変さを理解してもらうため」というコメントが多くみられる。これから長く続く育児期間のためにも、夫に子どもが生まれた喜びを感じ、親になった実感を持ってもらいたい妻が多いようだ。

また、今回の調査で「立ち会い出産」を経験した人のうち、「立ち会い出産をして良かった」と答えた人は95.5%にのぼった。「近くにいてくれるだけで安心感があった」という感想や、「飲み物を飲ませてくれた」「背中を擦ってくれた」など、夫がしてくれたサポートを立ち会い出産をして「良かった」理由としてあげる妻が多い。立ち会い出産を経験した妻にとって、夫がそばにいてくれたことは、大きな支えになったことがうかがえる。

一方、立ち会い出産を経験した人で「良くなかった」と答えた人はわずかだったが、妻側からは「主人の気分が悪くなった」「陣痛で苦しむ私の横で寝ていて腹が立った」「気になって集中できない」、夫側からは「何もできなかった」という意見が寄せられていた。「流れで立ち会い出産になった」という場合もあるようなので、事前に夫婦でよく話し合っておく必要があるだろう。

調査時期: 2016年2月23日~2016年3月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計191人(男性: 126人、女性: 65人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません