東日本大震災の発生から5年となる3月11日、首都圏の大手私鉄・地下鉄をはじめ、各鉄道事業者が大地震を想定した全列車一旦停止訓練を実施する。江ノ島電鉄は同日10時30分頃から1分間、その他の鉄道事業者は地震発生時刻の14時46分から訓練を行う。
この訓練は震災翌年の2012年から毎年行われ、今年も3月9日時点で東京都交通局・東京メトロ・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・北総鉄道・東葉高速鉄道・関東鉄道・ゆりかもめ・横浜シーサイドライン・江ノ島電鉄・箱根登山鉄道がウェブサイトにて訓練の実施を発表している。東日本大震災での経験を踏まえ、災害を風化させることなく、防災意識のさらなる向上を図るために訓練を行うとのこと。
各事業者とも全線・全列車を対象(東京都交通局は都営地下鉄全線、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、上野モノレールが対象)に、1分以上かけて一旦停止の訓練を実施。その後、すみやかに運転を再開する。訓練の影響で列車遅延などが発生する可能性があり、「ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします」と呼びかけている。