病院で処方された薬を使用する人の割合は2割以下にとどまる

最近は春らしい陽気も出てくるようになり、深刻なスギ花粉に悩まされている人も多いだろう。毎日を少しでも快適に過ごすには、日々の対策を怠らないことが肝要だ。そして花粉症患者にとっては、同じ症状で悩む人たちからの「声」が最良のアドバイスになるはずだ。

そこでこのほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「2016年シーズンに試してみたい、もしくは試す予定の花粉症対策」を聞いた。本稿では、理由とあわせて紹介しよう。

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Q.2016年シーズンに試してみたい、もしくは試す予定の花粉症対策を教えてください。また、なぜその対策を選んだのかを教えてください(複数回答可)


1位: マスクを着用する(60.7%)

2位: 病院で処方された内服薬を使用する(18.3%)

3位: 病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する(17.0%)

4位: 空気清浄機を使用(16.7%)

5位: 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(16.0%)


■マスクを着用する
・「安く済むし効果が高いから」(26歳男性/農林・水産/技術職)
・「高性能マスクで対応する」(42歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「基本はマスクでガードで、家に帰ったら家の外で外して捨てます」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「鼻炎が楽になる」(28歳女性/生保・損保/営業職)
・「免疫療法のような根本的な治療でなければ一時しのぎにすぎないと思うから、対策は手間をかけず例年どおり」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「薬でそれなりに抑えられるし、鼻水対策はマスクでごまかせる」(50歳以上男性/電機/技術職)

■病院で処方された内服薬を使用する
・「朝飲めば一日症状が出ないので」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「病院処方の漢方を飲んでから調子がよいので今度も頼りたい」(30歳女性/その他/その他)
・「去年実践して効果があったものと、それを強化したものだと思うから」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

■病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する
・「医者にもらった薬がとてもよく効いて快適だったので」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「治療を受けてみたいとおもう」(23歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「今度は自分に合わせた点眼薬を処方してもらいます」(31歳女性/その他/その他)

■空気清浄機を使用
・「空気をきれいにすると花粉以外でも良さそうだから」(24歳女性/機械・精密機器/営業職)
・「ネット等で情報収集したので」(24歳女性/その他/事務系専門職)
・「他人からの口コミ」(33歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)

■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する
・「この時期の病院は混雑がひどく、市販薬で対応する方が楽だから」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)
・「ゴーグルとマスク、市販の点眼薬で対処したいです」(30歳女性/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「即効性があるから」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)

■その他
・「サプリメントを摂取する: 身体の中から花粉症の症状を軽減したいと思うから」(28歳男性/情報・IT/技術職)
・「花粉対策めがね・ゴーグルを着用する: 花粉に触れる機会を可能な限り減らすことが基本だと思うため」(32歳女性/小売店/事務系専門職)
・「鼻マスクを使用する: 新しい製品も試したい」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「花粉対策めがね・ゴーグルを着用する: かすみ目がひどいので試してみたい。花粉が目に入らなければかゆみなども起きないと思うので、通販での購入を検討している」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)

■総評

6割以上の回答者が支持した「マスクを着用する」が圧倒的人気で1位に輝いた。選ばれた理由としては、「安い」「必需品」「簡単」などのキーワードが回答理由から読み取れた。2位と3位には、ほぼ同じポイントで「病院で処方された内服薬」と「病院で処方された点眼薬・点鼻薬」がそれぞれランクインした。

一方で、「対策する予定はない」と回答した人も全体の6%いた。「症状が気にならない程度だから」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)という回答者もわずかながらいたが、「やっても無駄」「何をしてもダメだから」という諦念が漂うものが過半数だった。

なお、2016年シーズンに「新たに試してみたい」との観点から最も集めていたのが、「花粉対策めがね・ゴーグルを着用する」だった。その次に多かったのが「鼻うがい製品を使用する」だった。これらの製品を試そうか思案中の人にとっては、背中を押される結果となったかもしれない?

※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません
※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2015年11月5日~11月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性116名 女性184名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート