JR西日本はこのほど、東海道・山陽新幹線で運行しているN700系車両の改造工事を完了したと発表した。これにより、東海道・山陽新幹線のN700系は3月8日から、全編成N700Aタイプでの運行となる。

N700AタイプのN700系(K4編成)

車体に掲出されているN700Aタイプのロゴ

この改造工事は、N700系より後に投入されたN700Aの機能のうち、中央締結ブレーキディスクと定速走行装置(東海道区間のみ使用)などをN700系に搭載させるためのもの。博多総合車両所での全般検査に合わせ、2013年度から1編成あたり約1カ月の工期をかけて順次改造を施してきた。

改造工事の完了により、JR西日本が所有するN700Aタイプの車両は、N700A新製車両5編成とN700系改造車両16編成の計21編成となる。2016年度にはさらに4編成のN700A新製車両が投入される予定となっている。