デルは8日、同社史上最小となるビジネス向け13.3型ノートPC「Latitude 13 7000」シリーズを発売した。参考モデルの税別/送料込み直販価格は134,980円から。
ボディにカーボンファイバーとアルミを採用することで、高い強度と耐久性、軽量薄型を実現。米国防省の調達基準「MIL-STD-810G」(15項目のテスト)をクリアしている。液晶は超薄型ベゼルのInfinityEdgeで、13.3型の画面を11型相当の本体サイズに収めた。このクラスのノートPCとしては、キーボードのキーストロークが1.9mmと深めなのも特徴。
ラインナップは、天板がカーボンファイバーかアルミ、液晶ディスプレイがタッチ対応か否かによって、大きく4モデルに分かれる。13.3型の液晶ディスプレイは、ノングレア(非光沢)のフルHD解像度(1,920×1,080ドット)、または、タッチ対応のQHD+解像度(3,200×1,800ドット)+Corning Gorilla Glassだ。
ビジネス向けということで、セキュリティ機能も充実。DDPE 暗号化(Dell Data Protection|Encryption)、スマートカードリーダー、指紋認証、TPMチップ、ControlVaultセキュリティチップといった機能を備える。
参考モデルの主な仕様は(BTOメニューを含む)、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のIntel Core M、最大メモリがDDR3-1600 16GB、ストレージが最大512GB SSD(M.2 SATA・暗号化・M.2 PCIe NVMe)、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)。光学ドライブは搭載しない。OSは、Windows 7 / 8.1 / 10、または、Ubuntu 10.04となる。バッテリ駆動時間は約10時間だ。
通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LAN(送受信アンテナ:2×2)、Bluetooth 4.1だが、「Intel Tri-Band Wireless-AC 18260 WiGig+Wi-Fi+BT4.1 Wireless Card」といったオプションも選べる。インタフェース類は、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力、USB 3.0(Power Share対応)、Thunderbolt 3(USB Type-Cコネクタ)、Micro HDMIなど。
microSIMスロットもあるのだが、日本では通信モジュールとSIMは提供されないとのこと。本体サイズはW304.8×D210.5×14.32mmで、重量は以下の通り。
- カーボンファイバー天板/非タッチパネル : 1.12kg
- カーボンファイバー天板/タッチパネル : 1.2kg
- アルミニウム天板/非タッチパネル : 1.19kg
- アルミニウム天板/タッチパネル : 1.27kg
オプションとして、ドッキングステーションの「Dellワイヤレスドック」と「Dell Dock」、USB Type-Cからの変換アダプタ(VGA、HDMI、有線LAN、USB 3.0 A)、ACアダプタ+モバイルバッテリ「Dell電源コンパニオン(PW7015MC)」などが用意されている。Dell電源コンパニオンを使うと、Latitude 13 7000シリーズ本体のモバイルバッテリ駆動が可能だ。