内閣府は3月8日、2015年10~12月期の四半期別国内総生産(GDP)2次速報を発表した。これによると、物価変動の影響を除いた実質GDP成長率は前期比0.3%減となり、2月15日に公表した1次速報値の前期比0.4%減から引き上げられた。
実質GDPは2四半期ぶりのマイナス
実質GDPの年率換算では、1次速報値の前期比1.4%減から前期比1.1%減となった。
項目別の実質GDPをみると、民間企業設備(設備投資)は前期比1.5%増(1次速報値の前期比1.4%増)。民間在庫品増加の成長率に対する寄与度は前期比0.0%減(同前期比0.1%減)で、1次速報値より引き上げられた。
民間住宅(住宅投資)は前期比1.2減(同前期比1.2減)で横ばいとなった。
一方、民間最終消費支出(個人消費)は前期比0.9%減(同前期比0.8%減)、公的固定資本形成(公共投資)は前期比3.4%減(同前期比2.7%減)となり、1次速報値より引き下げられた。