女優でモデルの小松菜奈が4日、都内で行われた1st写真集『Trabzon』発売記念イベントに登場した。
本写真集は、10代最後の夏に訪れたトルコ東北部に位置する田舎町トラブゾンで、「トルコの女の子になる」をテーマに、自らディレクションして撮影した渾身の1冊。
小松は、「文字なしの写真集を出したいと思っていたので、それがやっと叶いました」と笑顔。トルコを選んだ理由は、小松が望んだ「独特の雰囲気のある場所」にはまったからだそうで、撮影ポイントは行ったその場で決めたり、民家を突然訪ねて撮影させてもらったりしたことを紹介。"ゲリラ的"だったにもかかわらず、「トラブゾンは日本人が全然来ない場所なので珍しがられて、撮影にも協力してくれたのでいい思い出ができました」とうれしそうに語った。
衣装を現地で調達したり、トルコ人の表情を研究したり、写真集の構成や文字の形、スタッフの人選にもこだわったという小松は、「わたしの理想を越えたものができて、作ってよかったなと思います」としみじみ。また、ページの半分ほどが風景や現地の人たち、食べ物などを写し、小松が写っていないことについては、「せっかくならトルコの良さを伝えたかったし、自分自分しているより、独特な不思議な写真集にしたかった」と真意を説明。そして、本写真集を「100点中100点」と自己採点すると、「唯一の自慢になる写真集ができたと思います」と胸を張った。
そんな小松は、2月に20歳を迎えたばかり。今後の目標を尋ねられると、「映画とかでいろんな役をやらせていただいていますが、より幅のある役ができたらいいなと思います」と目を輝かせる。また、「いろんなことに挑戦したい」とも思っているそうで、とりわけ、「今まで苦手と思っていた」という舞台に意欲を見せる。何事も中途半端にしたくないという小松は「演技力をもっと磨いて、苦手と思ってきたことに20代からは挑戦したい」と決意を表した。