米Microsoftは3月4日(現地時間)、Windows InsidersプログラムのFastリングに「Windows 10 Insider Preview Build 14279」の提供を開始した。

新ビルドでは日本語IMEのパフォーマンス改善が行われており、特にタイピングに対するレスポンスが良くなっている。また予測コンテンツが拡大され、幅広い予測候補からの選択が可能になっている。

PCのログオンのインターフェイスが変更された。製品版ではロックスクリーンの背景とログオンスクリーンの2段階になっているが、プレビュー版の新ビルドではロックスクリーン背景に統合された。

デジタルアシスタント「Cortana」のサポート言語にスペイン語(メキシコ)、ポルトガル語(ブラジル)、フランス語(カナダ)が加わった。またCortanaのリマインダー機能のサポートが向上している。本のタイトル(「remind me to read [本のタイトル]」)や期限のないTo-Do(「remind me to wash the car」)に対応。ロケーションや時間、人などを後で追加することが可能になった。

フォト・アプリに「Sway」が統合されている。Swayは、メディアリッチでインタラクティブなWebベースのプレゼンテーションやストーリーをデザイン・作成・共有できるサービスだ。フォト・アプリ内でアルバムを選択して簡単にSwayストーリーを作成でき、様々な方法で共有できる。

Xbox(ベータ)アプリが3月のアップデートになった。ゲームスコア・リーダーボードやフィーチャー・セクションのアップデートを含む。

修正された問題は、完了したリマンダーをCortanaが表示し続ける問題、コピーしてデスクトップに移動させたアイテムがデスクトップを手動でリフレッシュするまで表示されない問題、Windows Updateから特定のドライバをダウンロードした際に一部のPCがブルースクリーンになる問題など。Gabe Aul氏(エンジニアリングシステムチーム担当CVP)が4日に公開したブログ記事によると、一部のSurface Book、Surface Pro 4、Surface Pro 3が完全にフリーズする問題、ハイバネーションからの復帰時に一部のPCがフリーズまたはブルースクリーンになる問題など、Insidersプログラムメンバーから報告があった問題の解決に取り組んでいる。