宝島社が発行する『田舎暮らしの本』は、3月3日に発売した2016年4月号にて「20代・30代が暮らしやすい田舎」ランキングを発表した。
洲本市、子育て世代にも人気
同ランキングは、同誌が2016年2月号で実施した「住みたい田舎ベストランキング」のアンケート項目より、「就職・就業支援」「子育て支援」「住宅支援」など20代・30代の移住に深く関わる23項目を選んで集計したもの。
第1回目の今回、1位に選ばれたのは「兵庫県洲本市」。豊かな自然と都会からのアクセスの良さに加え、起業への補助金や新婚世帯への住宅取得奨励金など若者向けの行政サポートが充実していることから、23点満点中20点を獲得した。
また、待機児童ゼロ、出産祝い金、子育て移住者への給付金制度といった支援が整っており、「住みたい田舎ベストランキング」の「子育て世代にぴったりな田舎」部門でも1位を獲得するなど、若い世代を中心に支持を得ているという。
同誌編集長の柳順一氏は「洲本市は、子育て世代に非常に魅力的な田舎。小学校で一流のスポーツ授業が受けられ、歴史的建造物をいかした美しい図書館があり、医療機関も充実している」とコメントしている。
2位は兵庫県朝来市、鳥取県岩美町、長野県伊那市、岡山県高梁市が同点で並んだ。