JR西日本は4日、京橋駅と高槻駅で設置工事を進めていたホーム柵について、今月下旬から順次使用開始すると発表した。
京橋駅では扉が左右にスライドする高さ約1.3mの可動式ホーム柵を1番のりばに設置。総延長は約140mで、乗降時は扉が約2.9m開くという。3月19日始発電車から運用開始する。2番のりばでも設置を進め、2017年春に使用開始する予定となっている。
高槻駅ではロープが上下するタイプの昇降式ホーム柵を1・6番のりばに設置。通常時は約1.3mの高さにロープがあり、乗降時は約2.3mまで上昇し、その下を通れるようになる。総延長は約250m(1のりばあたり)になるという。3月26日始発から使用開始する。
山陽新幹線新神戸駅で準備を進めていた新方式の可動式ホーム柵を3月22日始発から試行運用することも決定した。車両によって異なる扉位置に対応するため、開口幅を従来より広くした大開口タイプとなる。下りホームの7号車停止位置付近に総延長14m(開口部約5.5m)の可動式ホーム柵を設置し、実用化に向けて動作や係員による取扱いなどを検証する。