イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニは、スイスで開催された「ジュネーブ国際モーターショー」にて、ハイパフォーマンスモデル「チェンテナリオ」を世界初公開した。

ランボルギーニ「チェンテナリオ」

創業者フェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年にあたる今年、新たに発表された「チェンテナリオ」は、最高出力770PSを発揮するV型12気筒の自然吸気エンジンを搭載。0-100km/h加速は2.8秒、0-300km/h加速は23.5秒、最高速度は350km/h以上という圧倒的な性能を誇る。乾燥重量は1,520kgで、パワーウェイトレシオは1.97kg/PS。

ボディはモノコックをはじめとした全ボディパーツ、トリムがすべてカーボンファイバー製。フロントスプリッター、サイドスカート、ホイールアーチにリアディフューザーなどを配し、高速走行時に伸展することでダウンフォースを発生させるリアウィングも装備した。空力性能を最大化するため、ボディの下の部分にもマット仕上げのカーボンファイバーを使用している。ホイールはフロント20インチ、リア21インチ。

足回りはリアホイール・ステアリングシステムを採用。低速走行時には後輪がステアリング角と反対方向に向き、方向転換の敏捷性を向上。高速走行時には後輪がステアリング角と同方向に向くことでステアリングの安定性が増し、車両応答を最適化する。

「チェンテナリオ」はクーペ20台、ロードスター20台の計40台のみ限定生産される。価格は175万ユーロ(税抜)で、すでに全40台が完売となっている。