ワコールはこのほど、「ワーキングマザーの仕事と育児の両立に関する意識調査」の結果を発表した。調査は1月15日~19日、首都圏に住む20代~40代の過去2年以内に育児休暇から職場に復帰した女性および、今後6カ月以内に職場復帰する予定の女性、計169名を対象にインターネットで行った。
まず「『子どもがいてもキャリアアップしていきたい』という女性に対してあなたはどう思うか」と質問をしたところ、約9割が「賛同できる」と回答。また「賛同できて私もキャリアアップしていきたい」(53.8%)と、2人に1人は自身のキャリアアップに意欲的なことが明らかになった。
復帰後に「以前と同等の仕事ができている」63.0%
また職場復帰前の人に「復帰後、以前と同等の仕事ができると思うか」と質問したところ、「できると思う」が4割に満たない結果となった。だが実際に復帰した後、「以前と同等の仕事ができていると思う」と回答した人が6割以上の結果に。復帰前の人が心配していたよりも、実際は変わらぬパフォーマンスで働けている人が半数以上となった。
復帰後、「仕事と育児の両立のために必要だと思うものは」との質問には、73.0%が「家族の支え」と回答。また、育児に関する制度があるだけでなく、利用しやすい仕組み・環境整備も重要との意見もよせられた。