野村不動産、JR西日本不動産開発、長谷工コーポレーションの3社は、JR宝塚線(福知山線)塚口駅前で推進中の駅前大規模複合再開発事業「ZUTTOCITY(ズットシティ)」のまちびらきを4月9日に行うと発表した。
「ズットシティ」は約8.4ヘクタールの森永製菓跡地を再開発し、約1,200戸のマンション・住宅を建てる計画。塚口駅直結の駅ビルや駅前広場、駅前商業施設も新設し、敷地全体の25%以上に緑地を配置するなど、緑豊かで潤いのある都市環境づくりをめざす。
街区全体のエネルギー消費量把握のため、タウンエネルギーマネジメントシステムも構築。デジタルサイネージでリアルタイムにエネルギー消費を可視化できるようにするほか、電力需要逼迫時に需要者側で電気の使用を抑制する「デマンドレスポンス」を導入する。尼崎市全体で使用できる地域通貨ポイントとも連動させる予定だという。
まちびらき当日は敷地内で記念イベントを開くほか、3階建ての駅ビル「VIERRA 塚口」もオープン。「駅と街をつなぐ」をコンセプトに、街につながる緑を屋上やテラスに配置し、2階に始発から終電まで利用できる通路を配置して駅へのバリアフリー動線を整備する。飲食・物販・サービスなど商業店舗18店舗と、5科目のクリニックを備えたクリニックモールを備えた駅ビルとなる。