ソニー生命保険は2月3日、「子供の教育資金と学資保険に関する調査」の結果を発表した。対象は大学生以下の子供(複数の場合は長子)がいる20~59歳1,000名。期間は2016年1月30日~2月3日。
子供の進学費用の備え、平均支出は月額1万2,167円
回答者のうち未就学児の親に対して「子供が独立するまでに、教育資金は幾ら必要だと思うか」を聞いた。結果、41.9%で「1,000万円~1,400万円くらい」が最多となった。次いで「500万円~900万円」(16.9%)、「2,000万円~2,400万円くらい」(10.9%)。以降「1,500万円~1,900万円くらい」(10.1%)、「300万円未満」(6.9%)となった。平均予想金額は1,136万円となり、昨年の1,156万円から減少した。
子供に学校以外での教育費に対する支出額を聞いたところ、平均支出額は1万240円だった。内訳をみると、「スポーツや芸術などの習い事」(3,868円)、「教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)」(3,754円)、「家庭学習費用(通信教育、書籍など)」(2,618円)となった。
子供の就学段階別に平均金額の合計をみると、「中高生の親」(1万5,809円)が最多に。次いで「小学生の親」(1万1,685円)、「大学生等の親」(9,228円)、「未就学児の親」(4,164円)となった。
予備校生・浪人生含む高校生以下の子供がいる親に対して、「子供の進学費用のための備えとして、一人あたり月々幾ら支出しているか」を質問した。結果、33.4%で「0円」が最多となった。次いで「1万円~1万4,999円」(19.4%)、「2万円~2万9,999円」(13.8%)。以降「1万5,000円~1万9,999円」(9.4%)、「3万円以上」(8.4%)と続いた。平均支出額は1万2,167円となり、2015年の1万3,733円から減少した。