俳優・伊藤英明の主演で、累計発行部数1,500万部突破の人気漫画を実写化する映画『テラフォーマーズ』(4月29日公開)の予告映像が3日、公式YouTubeチャンネルにて公開された。

映画『テラフォーマーズ』で武井咲を抱きかかえる伊藤英明

本作は、『石膏ボーイズ』(放送中)などを手がけるLIDENFILMSの制作で2014年にTVアニメ化もされた同名コミックを原作として、準備に約2年を費やしたSFアクション。2599年の人口激増により貧富の差が激しくなった日本を舞台に、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。メガホンを取るのは、三池崇史監督。主人公・小町小吉演じる伊藤のほか、武井咲、山下智久、山田孝之が出演する。

予告映像の冒頭で映し出されるのは、火星に着陸する宇宙船"バグズ2号"。地球から人類があふれかえった未来、人類の希望は火星への移住のみとなっている。その初期段階である、テラフォーミング(火星地球化)計画の発起人・本多晃博士(小栗)は、小町小吉や秋田奈々緒(武井)らに火星行きを提案。「火星に行くには少々危険な手術が必要」とも告げる本多博士だが、奈々緒は「私行きます」と即決。小吉は「こんな話、裏があるに決まってるだろ!」と反発してみせる。

シーンが変わり、火星行きを決めた15人の日本人たちの表情が捉えられる。「地球のゴミは火星のゴミ掃除なのか」と自嘲気味に口にする蛭間一郎(山田)をはじめ、火星を目前に誰もが不安を隠し切れずにいる。火星に到着すると、ついにテラフォーマーが登場。その巨体に反して、俊敏な動きで瞬時に奈々緒を仕留め、小吉を「何してんだてめぇ!」と激高させる。「あの化け物はなんだ」と上官に詰め寄る小吉。そこで、テラフォーマーの駆除こそが乗組員らの本当のミッションであることが判明する。

さらに映像では、決死の覚悟を決めた小吉の「俺たちは必ず生きて帰る」という言葉と共に三代目J Soul Brothersによる書き下ろしの主題歌「BREAK OF DAWN」も披露。歌詞には、絶望的な状況でも諦めないバグズ2号の乗組員らをほうふつさせるような言葉がさまざまな部分にちりばめられている。そして終盤、乗組員は体内に埋め込まれた昆虫DNAを活性化させ、"変異"した肉体でテラフォーマーたちと壮絶なバトルを繰り広げる。

(C)貴家悠・橘賢一/集英社 (C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会