エフアンドエムは2月29日、「2016年度の新卒採用」に関する調査の結果を発表した。対象は同社が提供する中小企業向け管理部門支援サービス会員の企業1,719社。期間は2015年10月1日~2016年1月31日。
中小企業の初任給、平均18万3,433円
2016年度新卒採用予定の有無を聞いたところ、事業所合計では69.0%が「採用なし」、31.0%が「採用あり」となった。従業員数の規模別にみると、「採用あり」の割合は「101名以上」(64.1%)が最多に。次いで「31~100名以下」(44.6%)、「11~30名以下」(26.1%)となった。
一方「採用なし」は、86.7%で「5名以下」が最も多くなった。以降「6~10名以下」(80.4%)、「11~30名以下」(73.9%)と続いた。
2016年度新卒採用を行った企業に対し新卒採用者の初任給をみると、全体の平均金額は18万3,433円だった。前年平均金額18万6,141円から2,708円減少した。中央値は18万円となった。
従業員規模別にみたところ、「101名以上」が18万8,842円で最多となった。次いで「6~10名以下」が18万6,849円、「5名以下」が18万5,514円。以降「31~100名以下」が18万2,748円、「11~30名以下」が18万911円となった。
地域別の平均金額をみると、「首都圏」が19万8,146円で最高額となった。次いで、「中部・北陸」が18万7,757円、「関東」が18万6,570円。以降「近畿」が18万6,481円、「中国・四国」が17万6,915円と続いた。