昇給や昇進を目指してスキルアップをする以外にも、近い将来・遠い将来のキャリアアップのために転職したり、起業したりすることも珍しくありません。異動や配置転換などが増える年度がわりのこの季節に、将来の自分像を描きなおすビジネスマンやキャリアウーマンは多そうです。

でも自己投資には少なからずお金も必要で、お金の問題を放っておいてはいけません。スキルアップやキャリアアップを目指すビジネスマンのための国の支援制度を紹介します。

スキルアップのための勉強に「教育訓練給付」

スキルアップのための勉強なら「教育訓練給付」を利用しましょう。これは労働者や離職者が、厚生労働大臣指定の教育訓練講座を受講し修了した場合に、支払った受講料の一部が支給される制度です。TOEIC等の語学はもちろん、PCスキル、簿記や会計士等の専門スキルなど講座はさまざま。

雇用保険の給付制度で、現在および離職時に雇用保険の一般被保険者であったなどの条件がありますが、教育機関に自分が支払った金額の2割(10万円限度)が支給されます。当制度には上記「一般教育訓練給付」のほかに「専門実践教育訓練給付」もあり、雇用保険の被保険者期間がより長い場合はより専門的な教育講座の受講も可能。支給金額もより高く、自己負担額の4割(1年当たり32万円、3年限度)が支給されます。

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