「at home VOX(アットホームボックス)」はこのほど、「こたつの地域別事情」についてのアンケート調査を実施、結果を公表した。同調査は2015年12月、全国20~59歳の男女1,457名(各都道府県31名ずつ)を対象に、インターネットリサーチにて実施された。
「こたつは好きですか?」との質問には、全体では「はい」が76.5%と大多数を占め、都道府県別に見てもほとんどの地域で70~80%が「はい」と回答した。
地域別に見ると、「はい」は山梨、愛媛、京都など上位の地域で90%を超えている。それに対して「いいえ」のベスト5はトップの長野と島根で29.0%、また北海道、石川、福井と、日本海側の地域が目立った。
しかし、こたつは「好き」でも必ずしも「持っている」とは限らないようで、「こたつが家にありますか?」と聞いたところ、「はい」と回答した人は、59.4%まで減少した。
また、「こたつは好きですか?」という質問に「いいえ」と答えた"こたつが好きではない地域"トップ5のこたつ所持率(「こたつが家にありますか?」で「はい」と答えた割合)を見たところ、ほとんどが半数以上、全体平均よりも高い割合で所持していることがわかった。
北海道のみ非常に低い所持率となったが、厳しい寒さに見舞われる北海道では家全体を暖めるため、Tシャツで過ごせるほど暖房を利かせることが多く、こたつはあまり必要ないとのこと。
北海道以外の地域ではこたつを手放せない実情が判明する形となり、同社は、これらの地域を「こたつが快適すぎるのに、嫌いなふりをしている『こたつツンデレ県』なのかも?」と分析している。
ちなみに、"こたつ嫌い"同率トップとなった長野県は男女ともに平均寿命が最も長く、島根県は人口100人あたりの65歳以上人口が最も多い。