ソニーモバイルコミュニケーションズは、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル関連展示会「Mobile World Congress 2016(MWC2016)」において新機種の「Xperia X」シリーズを発表した。ここでは「Xperia X」シリーズのなかでも日本での発売が予定されている「Xperia X Performance」(以下X Performance)と従来機種「Xperia Z5」(以下Z5)、「Xperia Z4」(以下Z4)のスペックを比較し、その進化を考えてみたい。ちなみにZ4、Z5はドコモ版、X Performanceはグローバル版の現時点で明らかになっているスペックを比較している。
若干厚くなったボディ
まず、驚かされるのはそのディスプレイサイズだ。Z4、Z5は5.2インチだがX Performanceでは5インチに戻された。解像度はフルHDで変わり無いのだが、主力機種のディスプレイサイズを引き下げるというのは珍しい。とはいえ、わずか0.2インチなので、手に持った感じが劇的に変わることもなさそうだ。ボディサイズはどうだろうか。
機種名 | Xperia Z4 | Xperia Z5 | Xperia X Performance |
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ディスプレイ サイズ |
5.2インチ | 5.0インチ | |
解像度 | 1,080×1,920ピクセル | ||
ボディサイズ | H146×W72×D6.9mm | H146×W72×D7.3mm | H143.7×W70.4×D8.7mm |
重量 | 約144g | 約154g | 約165g |
X PerformanceはZ5/Z4から縦横が小さくなり、代わりに厚みが若干増している。縦横のサイズダウンはディスプレイサイズの微妙な縮小と関係ありそうだが、厚さが増した理由はよくわからない。
ちなみに重量は、順調にモデルチェンジごとに10g程度、重くなっている。Z4からZ5のモデルチェンジでは冷却機構としてヒートパイプを使っているのでその分、重量が増しているのだが、X Performanceではなぜ増したのか理由は不明だ。ちなみにZ4から電源ボタンに指紋センサーを仕込んだが、X Performanceでもそれは継承されている。