三井住友銀行は4月1日から、従業員約2万7,000人を対象に選択制の確定拠出年金制度(DC)を導入する。制度の導入は、従業員のセカンドライフに向けた資産形成支援および自身の運用を通じたさらなる金融リテラシーの向上を目的としたもの。
従業員のセカンドライフに向けた資産形成サポートが目的
このたび導入する選択制の確定拠出年金制度(DC)は、毎月の給与を原資として新設される「ライフデザイン給付金」(2万7,500円)をDCの掛金にするか、給与と併せて受け取るかを、従業員が選択可能な制度。掛金額は1,000円~2万7,500円の間で設定された7種より選択できる。
三井住友銀行は「今まで準備していてこの時期になった。従業員の福利厚生制度の充実を図ること、顧客サービス向上の観点から、DCを取り扱う従業員が、自身の運用を通じて金融リテラシーの向上を図ることも目的」としている。
DCの税制上のメリットを十分に活用可能とすべく、「ライフデザイン給付金」は法定限度額を上限とし、またライフイベントなどに応じ柔軟に制度活用できるよう、年2回の加入・掛金額変更機会を設定。取り扱うのは、元本保証型の定期預金や保険商品のほか、投資信託など計19種類の運用商品を用意している。
また、今後は約200回の行内セミナーに加え、外部講師による特別セミナーや女性限定カフェセミナーの開催、eラーニングなど、充実した投資教育を実施する予定。