現状iPhone 6s/6s Plusだけが対応する「3D Touch」は、アプリの機能を引き出してくれる。これまではタップやスワイプだけだった操作に、軽く押す「Peek」と深く押し込む「Pop」という要素がくわわったことで、従来にない使い方も可能になるのだ。
短文のやり取りに便利なアプリ『メッセージ』も、3D Touchを利用することで利便性が一気に高まる。ごく短い返信を書く余裕がないほど忙しいときには、届いたメッセージに対し3D Touchの機能を利用することで、ソフトウェアキーボードを使わなくても"意思"を相手に伝えることができるのだ。
操作はかんたん。届いたメッセージを深く押し込み(Pop)、画面にプレビューされたところで、上方向へスワイプする。そうすると、画面下部に「OK」と「ありがとう!」、「後で話しますか?」という選択肢が現れるので、いずれかをタップすれば相手にそのまま送信される。数秒もあれば、届いたメッセージに対しリアクションできるというわけだ。
たったこれだけと思うかもしれないが、シチュエーション次第ではじゅうぶん使える。「到着したよ」というメッセージに対しては、「OK」と伝えれば「了解した」と受け取ってもらえるはずで、「例の件やっておきました」には「ありがとう!」と返しても不自然さはない。やり取りの必要がある場合でも、「後で話しますか?」で足りるはずだ。
なお、「カスタム...」は一種のダミーであり操作の取り消しだ。これを選択すると、相手とのやり取りが時系列で並ぶ通常のメッセージ作成画面が表示される。定型文では足りない、やはり文章を手入力しよう、と思い直した場合に利用するといいだろう。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |