岡山県とJRグループ6社はこのほど、「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」(岡山DC)の開催概要を発表した。ラッピング列車「mt × SUNLINER」や観光列車「ノスタルジー」、桃太郎ラッピング列車など期間限定の列車も登場する。

ラッピング列車「mt × SUNLINER」イメージ

桃太郎ラッピング列車イメージ

「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」は、「晴れらんまん おかやまの旅」をキャッチフレーズに、岡山県と観光関係団体・事業者らとJRグループが協働で実施する大型観光キャンペーン。4月1日から6月30日までの期間中、県内各地でさまざまな特別企画やイベントを実施する。

倉敷から全国に広まったマスキングテープ「mt」で列車や駅などを装飾し、岡山~三原間を中心に運行される快速「サンライナー」の外装・内装をラッピングした「mt × SUNLINER」も6月30日まで運行。岡山駅・倉敷駅も「mt」で装飾するほか、日本最初の西洋美術中心の私立美術館として有名な大原美術館の外観を「mt」デザインにデコレーションする大胆な企画も実施される。

昭和30~40年代の一般気動車をイメージした観光列車「ノスタルジー」は、4月9日から6月26日まで岡山~津山間で運転。宇野線(宇野みなと線)岡山~宇野間では、観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」車両による「ラ・マル せとうち」が1日1往復設定される。吉備線(桃太郎線)では、桃太郎伝説と温羅(うら)伝説をイメージしたラッピング列車を3月26日から運行する。

キャンペーン周知のため、岡山市・倉敷市では3月1日から市内各所にバナーフラッグを設置。全国のJRの主要駅でも、岡山DC推進協議会とJRグループがそれぞれ制作した告知ポスターを掲出し、周知に努める。