レシピブログで人気のブロガー「筋肉料理人」さん。数々のアイデアレシピはどのようなキッチンで生まれているのだろうか。狭いスペースでありながら、収納や使い勝手を意識した工夫いっぱいのキッチンをご紹介しよう。

調味料の収納は、使う頻度に合わせて

筋肉料理人さんのキッチン

毎日レシピ作りに励み、5人家族の料理をまかなう場ともなっている筋肉料理人さんのキッチン。建物が古く、スペースが狭いため、工夫しているのが収納だ。料理をする回数が多い筋肉料理人さんは大瓶の調味料を使うため、扉のない木製の台を置き、その中にしょうゆやみりん、料理酒などを入れるようにしている。木製の台の上には、炊飯器やまな板などもおくことができる。

木製の台の下に調味料、上には炊飯器などが置かれている

さらによく使う塩こしょうなどの調味料は、調理台の端に常備。その他特殊なスパイスはコンテナに入れて収納するなど、使う頻度に合わせて収納の仕方を工夫しているのが特徴だ。また食器はキッチンに置けないため、リビングダイニングにある大型の食器棚にしまっていた。

普段使いの調味料は調理台の端に常備

特殊なスパイスはコンテナに収納

古くても工夫次第で好感の持たれるキッチンに

筋肉料理人さんにキッチンのお気に入りポイントを聞いてみたところ、「ガス台も古いのですが、メインのコンロに火力があるところが気に入っています。中華鍋(鉄鍋)を使った本格的な料理が作れます」とのこと。魚のさばき方を撮影するときに、シンクが広いことも便利だという。

食器はリビングダイニングにある食器棚にしまっている

さて、このキッチンでレシピの撮影を行う際は、どのようなことに気をつけているのだろうか。「キッチン全景の写真ではなく、説明する場面を切り取って撮影するようにしています。こうすれば、キッチンが新しい、古いはあまり関係ありません。それから清潔できれいな状態にしておけば、むしろ古いキッチンの方が好感を持たれることもあります」と筋肉料理人さん。

テレビ局の取材が入る際は、リビングダイニングの食卓テーブルを使って撮影を行うなど「工夫次第でどうにでもなる」と話してくれた。

最後に筋肉料理人さんお気に入りのキッチングッズを聞いてみた。紹介してくれたのは、包丁を研ぐための「砥石(といし)」だ。「砥石は荒目、中目、仕上げの3種の砥石を一体にした三面砥石を使っています。和包丁、洋包丁を問わず研ぎやすく使いやすいです」。料理の上達にはやはり、調理器具のお手入れが欠かせないようだ。

左からお気に入りの野菜の水きり器、三面砥石

ほかに愛用しているのが野菜用水きり器。サラダ野菜や刺し身用の"けん"の水切りに活躍しているという。「これを使うことでサラダが数段おいしくなります」とアドバイスしてくれた。

狭いながらも工夫がつまった筋肉料理人さんのキッチン。参考にしてみてはいかがだろうか。