Lenovoは21日(スペイン時間)、「Mobile World Congress 2016」に合わせて、Androidタブレット「Lenovo TAB3」シリーズを発表した。7型/8型/10.1型の3モデルをそろえ、いずれもOSにAndroid 6.0(Marshmallow)を搭載する。ヨーロッパでの発売時期と価格は7型モデル「TAB3 7」が6月発売で119ユーロから、8型モデル「TAB3 8」が6月発売で149ユーロから、10.1型モデル「TAB3 10」が7月発売で価格は未定。

「Android for Work」サポートのビジネス向けタブレット「TAB3 10」

TAB3 10

10.1型モデル「TAB3 10」はカンファレンスホールや工場、キオスクといったビジネス用途向けに開発された製品で、企業におけるAndroidの利用をサポートするGoogleの支援サービス「Android for Work」に対応。個人での利用時とは別のビジネス向けプロファイルを用意することで、高度なセキュリティと管理性を提供するほか、ハードウェア暗号化ソフトウェアとポリシー制御および遠隔制御機能を搭載する。

主な仕様は、SoCがMediaTek製クアッドコア(1.3GHz/64bit)、メモリが2GB/3GB、ストレージが32GB/64GB、ディスプレイが10.1型(1,920×1,200ドット)、OSがAndroid 6.0(Marshmallow)。ディスプレイ表面にはコーニングのGorilla Glass 3を採用。また、IP52相当の防塵・防滴性能を備える。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth、GSM、3G(WCDMA / EVDO2)、LTE(TDD LTE/FDD LTE)。カメラが前面が500万画素、背面が800万画素(AF対応)。インタフェースはmicroSD、3.5mmミニジャックなど。このほか、NFCやGPS、FMラジオ、加速度センサを搭載する。

バッテリ容量は7,000mAhで、駆動時間は最大12時間。本体サイズはW171×D247×H8.9mm、重量は509g。

ファミリー層向けの低価格タブレット「TAB3 7」「TAB3 8」

「TAB3 7」と「TAB3 8」はファミリー層向けの低価格Androidタブレット。Webブラウジングやアプリを制限するキッズモードや、個別のユーザープロファイルが設定できるマルチユーザーモードなど機能を搭載する。

また、ブルーライト軽減機能や、見ているコンテンツに合わせた画質調整、周囲の明るさを検出してディスプレイの明るさや色を調整する機能も備える。

TAB3 7

「TAB3 7」の主な仕様は、SoCがMediaTek製クアッドコア(1.0GHz/64bit)、メモリが1GB、ストレージが16GB、ディスプレイが7型(1,024×600ドット)IPS液晶、OSがAndroid 6.0(Marshmallow)。IP52相当の防塵・防滴性能を備える。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、オプションでWWAN(2G/3G/4G)。カメラが前面が200万画素、背面が500万画素。インタフェースはmicroSD、3.5mmミニジャックなど。このほか、GPS、FMラジオ、加速度センサを搭載する。

バッテリ容量は3,450mAhで、駆動時間は最大9時間。本体サイズはW100×D191×H8.8mm、重量は260g。

TAB3 7

「TAB3 8」の主な仕様は、SoCがMediaTek製クアッドコア(1.0GHz/64bit)、メモリが1GB/2GB、ストレージが16GB、ディスプレイが8型(1,280×800ドット)IPS液晶、OSがAndroid 6.0(Marshmallow)。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、オプションでWWAN(2G/3G/4G)。カメラが前面が200万画素、背面が500万画素(AF対応)。インタフェースはmicroSD、3.5mmミニジャックなど。このほか、GPS、FMラジオ、加速度センサを搭載する。

バッテリ容量は4,290mAhで、駆動時間は最大8時間。本体サイズはW125×D210×H8.9mm、重量は329g。