昨年の「M-1グランプリ」王者・トレンディエンジェルが19日、大阪・なんばグランド花月で行われたイベント『M-1グランプリ2015リターンズ』に出演し、優勝賞金1000万円を授与された。
同イベントには、トレンディエンジェルと最終決戦で優勝を争った銀シャリ、ジャルジャルらM-1ファイナリストのうち7組と、準決勝進出コンビ11組が集結。一同の羨望のまなざしを浴びながら迎えた1,000万円授与式では、コンビ名にちなみ、1,000枚の1万円札で作った巨大な"エンジェルの羽根"が贈られた。その意表を突く趣向に呆気にとられながらも、さっそく"1000万円の羽根"を背負い、得意の「斉藤さんだぞ?」ポーズを決めてみせた斎藤。だが、MCのメッセンジャーあいはらに「エンジェルというより"蛾"みたい」とツッコまれ、客席の笑いを誘った。
イベント終了後、感想を語ったトレンディエンジェルは、斎藤が「想像と違うカタチでいただいたので、1,000万円という実感がなかなかわいてこない」、たかしも「札束でもらうもんだと思ってたんで…」と戸惑いを隠しきれないよう。斎藤は「背負ってみると、風にあおられてバランスの取りにくさがハンパない」と立っているのがやっとだったため、うしろに居並ぶ芸人たちの動きに目を光らせる余裕もなかったそうで、「その隙に何枚か持っていかれるんじゃないかと、非常に怖かったですね(笑)」と振り返った。
斎藤は前日の18日、都内で行われたイベント発表会の席上で、交際中の彼女との結婚に向けて進展があったことを報告。高級ブランド店でついに婚約指輪の購入に踏み切り、代金の170万円のうち内金70万円を支払ったことを明かしていた。その残金100万円の捻出に「正直、賞金をあてにしていた」そうだが、「今日もらえるかと思ってたら、すぐにはもらえないっぽい」らしく、支払いは先送りに。「このまま遅れると、指輪を取り置きしてくれるかどうかも危ないんで…」とボヤく斎藤は、「賞金が去年の年収に入ってしまっているので、確定申告がシンプルに怖い」と税金の支払いにも怯えるなど、心配ごとが山積みの様子だった。
とはいえ、指輪の支払いさえ完了すれば、「入籍間近」と公表しながらもなかなか結婚に至らず世間をヤキモキさせてきた彼女ともようやくゴールイン!? たかしが「やっと現実味をおびてきましたね。"結婚するする詐欺"とか言われてましたけど(笑)」とツッコむと、斎藤は「俺はちゃんと自分の道を歩いてるのに、みんなが乱すんだよ!」と思わぬ"詐欺"呼ばわりに猛反撃していた。
なお、このイベントの模様は3月5日(土)16:00よりABCテレビほかで放送。昨年のファイナリストと準決勝出場コンビが漫才を披露するほか、『M-1』の裏話を明かすトークなどをおくる。